英国の7月のインフレ率は4.4%に上昇

　　イギリス国家統計局16日に発表されたデータによると、今年7月に英国が年率で計算した消費価格指数上昇幅は4.4%で、6月より0.2ポイント増加した。

分析によるとインフレ率成長は主に金融サービス、服装と靴類、家具、家庭設備と家賃の価格が高くなったためだ。このうち、服装や靴類の価格は前年同期比で上昇幅が1997年以来の最高水準に達した。

また、7月の英国の小売物価指数の上昇幅は年率で計算しても5%で、6月と横ばいだった。

7月のインフレデータは、英国の列車切符の引き上げ幅の根拠に使われるという。イギリス政府の計算によると、来年の汽車の切符の価格は平均8%上昇する。

英国中央銀行のマービン・キング総裁は高インフレ率を消費税の引き上げに帰した。国際エネルギー価格上昇と輸入品の価格が高くなった。彼は、現在の英国経済が直面している最大のリスクは海外から来ていると強調した。

英国中央銀行が先週発表した最新四半期のインフレ報告書によると、同国のインフレ率は今秋も上昇し、5%の高位に触れる可能性があるが、2年以内に中央銀行が制定した2%の上限目標に戻る見通しだ。7月までの42カ月間、英国の36カ月間の消費価格指数の上昇幅はこのインフレ目標を上回った。

今月初め、英国の中央銀行は主導金利を0.5%の過去最低水準に維持することを決定し、この金利は29カ月連続で変更されなかった。